3学期が始まりました

2023年になりました。

子どもたちがいきいきと表現し、楽しい教室になるよう、今年も学んで実践していい年にしましょう。

新しい年が始まりました。

今年は、子どもたちが平和の中で安心して暮らせる年になりますように。


数年前、なかなか詩を書けなかった子と放課後の教室でゆっくりと向き合いました。

久しぶりにゆっくりと子どもと過ごす時間、お日様が背中に当たって、とても気持ちのいい教室でした。

他にもたくさん課題が残っている子でしたが、特に「思っていることを書く」ことが日ごろから苦手で、何を思えばいいのか、何に気づけばいいのか、楽しいことなんて何もないのに…という子でした。

何を書こうか…二人で考えてもなかなか出てきません。

詩を書いたら、宿題のプリントをしようと約束していたけれど、「もう、宿題はいいし、書いたら帰っていいよ」と言ったものの、詩はなかなか産まれず、お日様はぽかぽか。


だんだん二人とも、お昼寝気分になり、お互いにゆらゆら。気持ちいい温かい時間。

気づいたら、私は寝てしまっていて、ふと肩を揺らされました。

相手の子が「ばいばーい」と、ニヤリとした笑顔で教室を出ていき、机の上には下の詩を書いた紙が残されていました。

途中で起きて、書いたのでしょう。さっき時計を見た時から30分ほどがたっていました。

しつこくてごめんよ。でも、今の気持ちを書けたね。初めて書けたね。すごいよ。


先生はしつこい

     じゅん

 先生は今、

「詩のべんきょうをしろ。」

と言っている。今も

「早くやりや。」

と言っている。

今も

「やれ。」

と言っていた。

 しつこかったけど、まちくたびれてねてしまった。

 しつこく言うな。


京都市つづり方の会

子どもや青年たちが、 生活のなかから 発見したこと、 考えたこと、 感じたことを 生き生きと表現した作文を 大切に考えている会です。 教職員だけでなく、 研究者、学生もつどって、 月に1回の例会を軸に、 わいわい語り合っています。 ぜひ、ご参加ください♪

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